雑感 アーカイブ

クマゼミ





































今日は、季節に関係なくクマゼミを描いた。
クマゼミはシャンゴ―!シャンゴ―!と騒々しく鳴いた。子供の頃、僕の住んでいた愛媛の片田舎では、クマゼミをシャンゴと呼んだ。その頃の川上小学校校庭に、一際目立つ大きなポプラの木があった。そのポプラの木で、クマゼミはよく鳴いていたものだった。
近所に年長で絵の上手いマーちゃんがいた。マーちゃんは、10×15センチくらいの楕円形の竹の輪を、竹竿の先端に取り付け、それにジョロウグモの巣を集めた手製のトリモチを作った。それでセミを捕獲するのだった。ポプラの木の高いところに留まっているシャンゴを捕るのだが、よく失敗した。
やっと捕れたシャンゴは激しく羽をばたつかせ、恐ろしいほどの鳴き声をだした。トリモチから羽を痛めないように外したシャンゴは、竹かごに入れられパタパタと羽を竹ひごに当てて、無駄な抵抗をした。もう頼むから静かになってくれと心の中で願った。顔を合わせた僕らは、興奮を隠しきれずに黙って次の木に向かった。

シャンゴ。がんばれ‼
(2013.12.21)