雑感 アーカイブ

『白隠』―アソビヱ











水墨画は一発描きと思っていましたが、白隠の絵はどっこい薄墨の下描きが残っていたり、またあの躍動する衣の太いタッチにも手が加えられた作品もありました。子供の頃、亡き父が趣味で『達磨絵』や『龍』『虎』『竹林と雀』『梅林』などを描いていましたが、自分の絵に加筆はおろか他人が描いた達磨絵の目にまで手を加える現場をみて、なんてヒドイ親父だと思っていました。溜飲の下がる思いと心地いい痛快感を感じながら『白隠展』を観てきました。はたして父は白隠を知っていたかどうか、今となっては知るすべもありませんが。
(2012.12.29)